OSCAの技術ブログ

WEBエンジニアの技術ブログです。 日々の制作活動・業務の中で調査したことなどを記事にします。

僕の周りで今週話題になった技術的なこと (2017年04月 3週)

 今週も僕の周りで話題になった技術的なことについて、備忘録も兼ねて残します。 少しでも皆さんの興味の琴線に触れるような事になれば幸いです。

Let’s Encrypt

 ホームページにSSLを導入するお手伝いをしました。 そのホームページでは Let’s Encrypt を利用して無償の証明書を発行し、Apache httpd に設定しました。 Let’s Encrypt で発行できる証明書はドメイン認証証明書(DV証明書)となりますが、今回はそれ以上の証明書にする必要がなかったので Let’s Encrypt を利用しました。

 僕自身も、個人で運営しているサービスで Let’s Encrypt を利用していますが、利用を開始したのが Public Beta の頃で、今回改めて Let’s Encrypt を利用しようとしたところ、コマンドが変更されていました。 自動化されたDV証明書の発行プロセスに対応した Certbot というプログラムを利用するように変更されており(以前は letsencrypt-auto などのコマンドを利用した)、DV証明書発行の自動化プロセスが標準化された流れを感じました。

 今回実施した Let’s Encrypt の導入手順は、次のページにまとめてあります。

weblabo.oscasierra.net

Adobe Photoshop VoCo

 僕のプロジェクトで、雑談の中で Adobe Photoshop VoCo が話題になりました。 Adobe Photoshop VoCo は、昨年の Adobe のイベント「Adobe Max 2016」で発表されたソフトウェアです。

 Adobe Photoshop VoCo は、20分程度の音声データを元に(教師データとして)、自由に言葉を喋らせることができるテクノロジーを搭載したソフトウェアです。 司会者の音声データを元に、入力したテキストを喋らせるデモを行っていました。 SF映画などで「声を他人のものに替えて電話する・声紋認証する」的なシーンが登場することがありますが、まさに現実の世界でそれが実現可能になろうとしています。 真っ当な使い方としては、ラジオ番組・Podcastがテキストから作成できるように感じました。

発表の動画が YouTube にアップロードされているので、是非観て下さい。

ZOOM

 リモートのメンバーと打合せをするために、ZOOMというビデオ会議サービスを利用しました。 私の周りの雰囲気でしかないですが「Skype から ZOOM に乗り換えた」「会社の会議では ZOOM を利用している」という話題が増えてきた感じがしていたので、前から気になっていました。

 ZOOM の特徴としては、他のビデオ会議サービスよりも動画や音声の圧縮率が高く、データ通信量が少ないことが言われています。 実際にデータ通信量が少ないのかは普通に利用しただけでは分かりませんでしたが、音声・動画ともにとても快調でした。 MacBook Pro 標準のカメラとマイクで会議をしましたが、相手からも「快調だ」という感想がありました。

 また今回のテレビ会議では、スクリーンの共有機能を利用してみましたが、これもまた、パソコンのデスクトップとカーソルがとても快適に、画面のレンダリング間隔が気になることもなく(カクカクしたりカーソルが飛んだりすることもない)、まったくストレスを感じることがありませんでした。

 しばらく ZOOM を利用してみようと思っています。

おわりに

 06月02日に WEB エンジニアを対象としたオープンで、かつ初心者でも参加できるような勉強会を開催しようと考えています。 全く始めての取組みなので右往左往をしています。 5月に入ったら connpass を利用して参加者を募ろうと考えておりますので、その際には是非登録して頂きご参加頂ければ幸いです。

OSCA

初級WEBプログラマー。 Java, PHP を利用したアプリケーションを開発しています。 写真も好きで一眼レフを持って散歩するのが好き。

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