経緯
先日 id:kakku22 さんと id:ariarijp さんが主催した、オープンソースのBIツール「Redash」について学ぶ「Redash Meetup #0.1 - Redash 初心者向けハンズオン」に参加しました。 そのハンズオンにおいて、参加者の間で「Redashは導入にハードルがある」ということが話題になりました。
Redash の導入方法については公式サイトのこちらのページに書かれていますが、基本的には次の環境で「新しくRedash専用のインスタンスを作る」ことが前提になっています。
- AWS
- Google Compute Engine
- Docker
- Ubuntu (16.04)
逆に次のような環境・方法でインストールしたい場合、その導入方法が見当たりません。
- CentOS
- apt パッケージ
- yum パッケージ
既存のインスタンスに導入するような方法や、CentOSにインストールするような方法がないことが、Redash導入のハードルを高めているというわけです。 せっかく良いツールなのに、とても勿体無いと感じました。
CentOS 7 のセットブートスクリプトを作りました
僕自身が「さくらのVPS」をレンタルしてサービスを作っていたり、サーバーのOSは CentOS をメインに利用しているため、「無いなら作ってしまえ」ということで CentOS 7 用のセットアップ用スクリプト(ブートストラップ)を作ることにしました。
と言っても、イチから作ったわけではなく、Redash公式がUbuntu向けにブートストラップを提供しており、それを CentOS 7 用にカスタマイズしただけのものです。 次の GitHub リポジトリで公開しています。
次のアクション
次のアクションとしては、Redash 本体に対して Pull Request を送ってみたいと思っています。 本体に取り込まれるのがBESTでしょう。
CentOS 6 系に対しても同様のブートストラップを作れればと思っています。 時間を作ってやってみたいと思います。