OSCAの技術ブログ

WEBエンジニアの技術ブログです。 日々の制作活動・業務の中で調査したことなどを記事にします。

WEBエンジニア勉強会 #06 を開催しました

 僕が主催する「WEBエンジニア勉強会 #06」を04月06日(金)に開催いたしました。 会場を提供してくれたココラブル様、登壇者の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。 本稿では、勉強会の内容や運営について振り返ります。

登壇内容

今回は8名登壇がありました、それぞれの発表内容は以下の通りです。

CSVと戦うためのPandas (@ariarijp)

 今回の会場を提供してくれた@ariarijp さんに、会社紹介・会場案内に続いて、LTをして頂きました。 connpass で勉強会に申込みをする際に参加者の方々に入力して頂いたアンケートを Redash で表示して頂いたのですが、その Redash にデータを食わせる際に connpass 独自フォーマットのCSVファイルを Pandas で加工した過程・方法についての LT でした。 Pandas は Python を使ったデータ分析の前のデータ加工で必ずと言っても良いほどお世話になるツールなので、参考になりました!

はじめてのサーバレス関数 (@engineer_osca)

 主催者の僕が、毎度「初心者向け」とうたってLTをしていますが、今回は「サーバーレス関数」について導入事例を紹介しました。 「サーバレスってなに?」というところから、クローラAPIを Azure Functions を利用して作成した事例をご紹介しました。

 発表の中で紹介した、Microsoft Azure, Amazon Web Services, Google Cloud Platform のそれぞれの「サーバレスとは何か?」の解説ページは以下の通りです。

Swagger (@ykagano)

 API仕様書をコードベースで作成できる Swagger について @ykagano さんに発表して頂きました。10分という短い時間の枠にも関わらず、網羅的にお話頂き参考になりました。 使ったことがない人に対しても、どんなことができるツールなのかが伝わったのではないでしょうか。

WEBエンジニアのための転職術 〜転職と採用の経験から〜 (@yuhei_kondo)

 30歳でIT業界に飛び込み、数々のロール・職種を経験されてき @yuhei_kondo さんによるキャリアに関するLT。 たロールモデルがなかなか見つけづらいWEBエンジニア業界に対して、一つのヒントを与えてくれたのではないかと思います。 とても興味深いプレゼンテーションでした。 発表資料はこちらで公開されています。

 本勉強会は、WEBエンジニアのためになりそうなテーマを幅広く取り上げることを目的にしていますが、キャリアについての話題をしてくれる方が登場したのは、主催者としてとても嬉しく思いました。

ゼロから始めるPWA入門 (@__syumai)

 徐々に勢いが増してきていると感じているPWAについて @__syumai さんがLTをしてくれました。 @__syumai さんが PWA の開発をした際に必要になった技術・知識・ノウハウなどが詰まったプレゼンテーションでした。 まだ取り組んだことがない方が多い技術だと思いますので、一つ一つのキーワードが新鮮だったのではないかと思います。

表も裏もTypeScriptでWebサイトをリニューアルした話 (@zuckey_17)

 SPA (Single Page Application) で作っていたWEBサイトを、サーバサイドレンダリングも取り入れるようにリニューアルしているという話について、@zuckey_17 さんに発表頂きました。 SPA のサイトだと SEO, OGP の対応が難しいことを克服するためにリニューアルを実施しているとのことで、フロントのサーバサイドのプロジェクト構成などについて試行錯誤の過程を発表されていました。

全リソースぶっ壊し回避のためのTerraform構成 (@3s_hv)

 Hashi Corp のツール「Teraform」の紹介とノウハウについて @3s_hv に発表して頂きました。 Teraform 自体は知っていましたが、実際に利用したことがないので参考になりました。 Hashi Corp のツールだと Vagrant が圧倒的に有名ですが、その他のツールがどれくらい利用されているのかがとても気になっていました。 今度また別途、個別にお話を聞けたらと思いました。

まだテーブル定義書をエクセルで書いて消耗してるの?(@nabedge)

 データベース定義書を、実際に動いているデータベースからリバースして作成する方法について、@nabedge さんにお話頂きました。 今回の発表では、具体的なツールとして DBFlute を例にされていました。 プレゼンテーション後半の「ソフトウェア開発には "変わるもの" と "変わらないもの" がある」というお話がとても良かったです。 その時その時のツールは時代や流行によって変わってしまうものですので、その本質である概念や基礎技術を見極めることが重要だと、長くソフトウェア開発をしていると本当に身にしみて思いますね。

運営に関すること

 今回の勉強会の運営について、少しばかりメモを残したいと思います。

会場について

 今回は、以前に「Redash Meetup #1」に参加した際に知り合いになった @ariarijp さんに、ココラブル社の会議スペースをご提供頂きました。 このようなボランティア・コミュニティにはとてもありがたいことです、ありがとうございました。

申込数・参加率について

 今回の勉強会は、connpass で申込みを開始してわずか1.5時間で登壇LT枠が埋まってしまったのは、僕にとって一番のサプライズでした。 「LTしようかなと悩んでいる間に枠が埋まってしまった」という声も聞こえました。 勉強会の知名度が高まっているのか、渋谷パワーなのか。 大変嬉しいことです、ありがとうございます。

 今回の申込み枠は合計40人でしたが、実際の参加者数は29人でした。 過去の経験から「75%」という数字は良い方だとは思いますが、運営としてはもう少し高まらないものかと感じます。

懇親会について

 今回は様々な都合により、勉強会としての懇親会は開催しませんでした。 期待されていた方がいましたら、申し訳ありませんでした。 主な理由は次の通りでした。

  • 今回の会場の周りに、すぐに入れる大きな飲み屋がなかった。
  • 回を重ねるごとに、懇親会の規模も大きくなってきたこと。
  • 懇親会の規模が大きくなることは嬉しいのですが、店探しが大変&人数が定まらないので予約が難しいのが現状。
  • 今回の勉強会後の天気が「大荒れ」予報だった。

 僕自身も懇親会はやりたいと思っているので、懇親会の規模・人数調整の点については、今後何らかの対策をうたないといけないと思っています。 例えば会場を移動せずにそのまま会場内で二次会をやるなどです。 ただし運営が僕一人の今の状況ではとても難しいのが現状です。 ですが、何か考えます。

軽く飲みに

 「懇親会はやらなかった」と書きましたが、「次回は Yahoo! LODGE で開催するので、運営スタッフを募集します」と勉強会中で募集したところ、とてもありがたいことに「手伝いますよ」と言ってくれた方がおり、今回の片付けも最後までお手伝いして頂きました、本当にありがとうございました。 そういうこともあり、最後まで会場の片付けを手伝ってくれた方と軽く飲みに行かせて頂きました。 「運営を手伝ってもいい」と言ってくれる方には、本当に感謝しかありません。 何卒よろしくお願いいたします。

次回 WEBエンジニア勉強会 #07

 次回の「WEBエンジニア勉強会 #07」は、05月18日(金) に Yahoo! LODGE にて開催です! 今までとは違って、申込者が全員参加できるような大きなスペースでできることになりました、本当に嬉しいです。 次回もぜひ多くの皆様にお越しいただければ嬉しく思います、またお越しいただけるように運営頑張りたいと思います。

lodge.yahoo.co.jp

OSCA

初級WEBプログラマー。 Java, PHP を利用したアプリケーションを開発しています。 写真も好きで一眼レフを持って散歩するのが好き。

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