OSCAの技術ブログ

WEBエンジニアの技術ブログです。 日々の制作活動・業務の中で調査したことなどを記事にします。

WEBエンジニア勉強会 #10 を開催しました

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 去る11月09日(金)に、僕が主催する勉強会コミュニティの10回目「WEBエンジニア勉強会 #10」を開催しました。 今回も多くの方の参加申込みを頂き、ありがとうございました。 本稿では、勉強会の内容と、運営に関することを残したいと思います。

登壇発表内容

 登壇発表者は、これまでの開催同様、Twitter と connpass でオープンに募集をしました。 嬉しいことに、募集開始時に設定した枠以上の登壇申込があり、本勉強会では初めて、進行スケジュールを見直して登壇枠を広げる対応を行いました。 そして迎えた当日、それぞれの登壇者の登壇内容は以下の通りでした。

前座 : WEBエンジニアなら知っている CUIクイズ / みずりゅ

 今回の勉強会から、参加者の入場中に発表できる「前座枠」を設けたところ、みずりゅさんがクイズで会場を温めてくれました。 次のスライドの4問目までが出題されました! ありがとうございました。

次世代の認証について説明を試みる (Web Authentication API / FIDO2) / OSCA

 さて勉強会本編。 毎度ながら、はじめに僕から登壇をスタートしました。 今回は Web Authentication API / FIDO2 について、概要を発表しました。 時間の関係で"触り"の部分だけしか説明できませんでしたが、興味を持って頂けたなら幸いです。

"検索の成功" と "ユーザの満足度" の関係 / Yuya Matsumura

 次の発表は Yuya Matsumura さん。 読んだ論文を元に発表してくれました。「ユーザが検索に"満足"したからといって、検索に"成功"しているとは限らない」というのは、今まで頭の中で言語化できていなかったことを言語化してくれたような気がして、とても興味深い内容でした。

5分でだいたいわかった気になるアプリケーションアーキテクチャ / tom_myz

 続いて tom_myz さんの発表。 「アプリケーションアーキテクチャ」とは何かということについてお話してくれました。 とても緊張されていたとのことですが、それも感じさせない口調で、内容も本質的な・核心的な内容で、とても良い発表でした。

React+Redux 次の一歩 / Yoichiro Shimizu

 Yoichiro Shimizu さんが、React/Reduxと一緒に使いたい周辺ツール(ライブラリ)についてお話してくれました。 「名前は聞いたことがあるけど、まだ触れていない」というようなツール・ライブラリについての概要を知ることができ、とても参考になりました。

FirebaseとNetlifyを使ってサーバーレスでサービスを作った話 / Morix

 続いて Morix さんの発表。 会場では Netlify を知っている方が多かったようですが、僕は全くマークしていないサービスだったので、とても参考になりました。 Nyaaan も面白かったです!

みんなで読めばつらくない!Web技術の輪読会の話 / 渡り鳥

 輪読のコミュニティを始めたという 渡り鳥 さんの発表でした。 ただ単に「始めました」ということではなく、「どんな工夫をしているのか」「何に気をつけたのか」という深い考察がされていて、素晴らしかったです。

それでも、私が個人サービスを作る理由 / Yuta Fujiwara

 当日に登壇者のキャンセルがでたため、急遽のLTを申し出て頂いた Yuta Fujiwara さんの発表。 個人で運営されているサービスについてお話してくれました。 僕自身も土日にちょこちょこと個人サービスを作っているので、とても親近感が湧き、パワーをもらえた発表でした。

勉強会に参加していたはずなのに、ちっとも勉強していなかった話 / なおと

 同じく、勉強会数分前にLTの発表を申し出てくれた なおと さんの発表。 タイトルの通りの内容の発表で、勉強会の参加者を「ハッ!」とさせる、素晴らしい気づきを与えてくれる発表でした。 全くその通りで、ちゃんとアウトプット・復習してやっと勉強会に参加した意味があるということを、再確認させられました。


運営について

 さて、ここからは今回の勉強会の運営について振り返ります。 先に述べておきますと、いつも通り準備中や開始前は「あー、自分が好きでやっていることとはいえ、面倒くさいなぁ〜」ということも多々ありますし、嫌なことがあって凹むことも多いのですが、勉強会を終えてみると「やってよかった! 楽しかった!」と達成感で満たされて「また次回も頑張ろう」と思います。 参加者の方々から感謝や応援のメッセージや言葉を頂けるのも、とてもパワーになっています、ありがとうございます。

ビアバッシュ形式にしてみた

 今回の勉強会では、初めてピザ&ビールの提供ありの「ビアバッシュ」形式で開催してみました。 以前から「飲食ありでやりたい!」とは思っていたのですが、会場の都合などで実現できませんでした。 しかし、今回は会場を提供頂いたミクシィさんが飲食の持ち込みを許可してくださったおかげで実現することができました、ありがとうございました。

 正直「ピザを予約する」「酒屋に配達を依頼したりする」というタスクは片手間でできる軽いものではありませんでしたが、勉強会が終わってしまえば「また機会があれば(会場提供者が許せば)、飲食ありでやりたいな」と思うことができました。勉強会の最初に乾杯をしてアルコールが入ったからか、今までよりも終始和やかな雰囲気の勉強会だったと思います。

 今回は参加者一人あたり、350mlビールを1缶と、ピザ4分1切れが食べれる計算で発注を行いました。 ピザはドミノ・ピザに発注しました。 ドミノ・ピザは「店舗に商品を受け取りに行くと、2枚で1枚分の金額になる」サービスがあるのでお得です。 また飲み物は「カクヤス」が便利で、都内ならどこでも(屋外でも)無料で冷えた飲み物を届けてくれます。

 今後も「飲食あり」の勉強会を実現するためには、当日に飲食物を調達する(お店に取りに行く / 配達を受け取る)ことを引き受けてくれる有志の存在が欠かせません。 今回は、毎回お手伝いしてくれる有志の方にお願いして手伝っていただきました、ありがとうございました。 もし今後の会でも「手伝っても良い」という方がいましたら、ぜひお声かけ頂けると嬉しいです。

参加申込数・キャンセル率について

 今回の勉強会の総申込数ですが、153人でした。 今回も多くの方に興味を持っていただき、とても嬉しく思っています。

 しかし予想外だったことは、実際の参加者数が56名だったことでした。 都合が悪くなった時点でキャンセルして頂いた方も多くいらっしゃいましたが、とても残念だったのは無断欠席・ドタキャンが、今までにないくらいあったことでした。 それなりに無断欠席・ドタキャンされることも考慮して準備は進めてきましたが、技術者同士の信頼で成り立つコミュニティにおいて非常に残念なことだと思います。 なお収支に関しては、当日は受付状況を確認して赤字を覚悟しましたが、一部の方からカンパなどがあり、結果として痛いことにはなりませんでした。 カンパくださった方々、本当にすいません、ありがとうございました。

 また、予定していた登壇者が2名、当日になってキャンセルになってしまったことも残念でした。 主催者の立場として申し訳ないのは、2名の登壇内容に期待して申込みをしてくださった参加者がいるかもしれない点です。 ご期待に応えられなかったかも知れない点、申し訳なく感じております。 勉強会としては、30分ぶんのコンテンツを失うかもしれませんでしたが、当日急遽LTを申し出てくれた Yuta Fujiwara さん、 なおと さんに助けられました、ありがとうございました。

会場について

 会場は前回に引き続き、株式会社ミクシィさんに無料でご提供いただきました。 勉強会を主催する上で一番の課題は「会場」です。 「WEBエンジニア勉強会」も、上記の通り多くの方に興味を持っていただけるようになり、その期待に応えられるだけの会場を探すのが難しくなってきています。 そういう背景もあり、80人が入れる会場を提供頂けるのは、本当にありがたいことです。 ありがとうございました。 ご迷惑でなければ、また甘えさせて頂けると幸いです。

メディアについて

 じつは、今回の勉強会は、某WEBメディアから「記事にさせて欲しい」という依頼を、勉強会の直前に受けていました。 個人でコツコツと継続してきた勉強会コミュニティに、そのようなオファーを頂けたことは、とても嬉しいことでした。 即答で「Yes!」と回答したかったのですが、会場を借りる際に承諾を得ていないことや、また登壇者もそんな心構えをしていなかっただろう点を踏まえ、お断りする結果となりました。 もしまたお声がけ頂けた際には、企画時から各所に許可を得て開催をしたいと思っています。 (WEBメディアの方々、ぜひまたお声がけを頂けると幸いです)

まとめ

 今回も反省・改善する点は多々あり、参加者の皆さんにはご迷惑をおかけした点もあったかとは思いますが、勉強会の開催を支えてくれた有志ボランティア・スタッフの方々、会場の手配をしてくれた友人、応援・期待のコメントをくれた方々のおかげで、無事に勉強会を終えることができました。 僕の道楽で始めたコミュニティに、こんなに多くの方が参加してくれるのは、とてもありがたいことだと感じています、ありがとうございます。

 今後も期待に応えられるように続けていきたいと思っていますので、今後とも「WEBエンジニア勉強会」をよろしくお願いします。 次回の開催は、日程が決まり次第、公式TwitterアカウントFacebookページ などで告知しようと思いますので、ぜひフォロー頂ければ幸いです。 また、規模に対してスタッフが足りていません、もし「手伝っても良いよ」という方がいましたら、お知らせ頂けると嬉しいです。

OSCA

初級WEBプログラマー。 Java, PHP を利用したアプリケーションを開発しています。 写真も好きで一眼レフを持って散歩するのが好き。

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